日本語読解 ・ 学習プリント
動けない植物の生き方 — 固着性と可塑性JLPT N2 程度
主旨把握問題(筆者の主張を読み取る)| 原文・全文訳・語彙・文法・解答解説つき
课文原文(本文)
★ 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
植物は動かない。この性質を「固着性」と言う。
(中略)
動物は敵が来れば逃げることができるが、植物は害虫がやってきても逃げることができない。また、動物は居心地が悪ければ、より適した生息場所を求めて移動することもできるが、植物はそこがどんな場所であっても、移動することはできない。
固着性のある植物は、そこに根を下ろしたら、その場所で生きるしかないのだ。
そんな植物の生き方は「変えられないものを変える」ことであると私は思う。「変えられるもの」とは何だろうか。残念ながら、植物に環境を変えるような力はない。そうだとすると変えられるものは「植物自身」である。
そのため、植物はさまざまな変化をする。この変化できる能力を「可塑性」という。植物は自在に変化する。人間は多少の違いはあっても、誰もが同じような形で同じような大きさをしている。これに対して、植物は形も大きさも自由自在である。同じ植物でも大きくなったり、小さかったりするし、縦に伸びたり、横に枝を伸ばしたり、形もさまざまである。そして、環境に合わせて自分を変化させるのである。
①「固着性」と「可塑性」が植物の生き方なのだ。
私たち人間は、動物だから自由に動くことができる。しかし、どうだろう。現代社会を生きる私たちは、野生動物のように自由に環境は選べない。動けない不自由さを感じることも多いだろう。
植物は動けないから、逃げることなく環境を受け入れて、自分自身を変えている。そんな植物の生き方は、現代社会を生きる私たちには、参考にすべきところもあるのかも知れない。
全文翻译(中文对照)
第一段:植物不会移动。这种性质称为“固着性”。
第二段:(中略)
第三段:动物遇到敌人时可以逃跑,但植物即使有害虫来到也不能逃。此外,动物觉得所处环境不舒适时,还可以寻找更合适的栖息地并迁移;植物却无论所在地是什么样的地方,都不能移动。
第四段:具有固着性的植物一旦在那里扎根,就只能在那个地方活下去。
第五段:我认为,这样的植物采取的是“改变无法改变的东西”这一生存方式。那么,“能够改变的东西”是什么呢?遗憾的是,植物没有改变环境的力量。既然如此,能够改变的就是“植物自身”。
第六段:因此,植物会发生各种变化。这种能够变化的能力称为“可塑性”。植物能够自在地变化。人类即使多少有些差异,每个人也都有相似的形状和大小。与此相对,植物的形状和大小都自由多变。同一种植物也会有大有小,有的向上生长,有的横向伸展枝条,形态多种多样。它们会使自己发生变化来适应环境。
第7段:“固着性”和“可塑性”就是植物的生存方式。
第8段:我们人类是动物,所以能够自由移动。不过,真是这样吗?生活在现代社会的我们,无法像野生动物那样自由选择环境。我们也常会感受到不能动弹的不自由。
第9段:植物正因为无法移动,才不逃离环境,而是接受环境、改变自身。这样的植物生存方式,或许也有值得生活在现代社会的我们参考之处。
文章结构与段落分析
定义固着性,并借动物与植物的对比说明植物扎根后无法离开环境。
由“环境不能改变”推出“改变自身”,定义可塑性并以形态变化具体说明。
总结植物的两种性质,再指出现代人同样无法随意选择环境。
提出植物接受环境、改变自身的方式也许值得现代人借鉴。
第1段の役割 ― 中心概念の導入
用两个短句明确植物不移动,并把这种性质命名为“固着性”,先建立全文的核心前提。
第2段の役割 ― 省略表示
忠实保留原文的省略标记,提示这里删去了原著的一部分论述。
第3段の役割 ― 動物との対比による制約の具体化
将动物可以逃离敌害、寻找更合适栖息地的能力,与植物面对害虫或不适环境也无法移动的处境对照,使“固着性”的限制具体可见。
第4段の役割 ― 固着性の帰結
把前段的比较收束为植物的生存条件:一旦扎根,唯一选择就是留在当地生活。
第5段の役割 ― 逆説的な問いと答え
作者以“改变不能改变的东西”这一看似矛盾的表述引出问题。环境无法改变,因此唯一能够改变的是植物自己。
第6段の役割 ― 可塑性の定義と実例
把植物改变自身的能力命名为“可塑性”,再用人与植物在形状和大小上的差异作对比,具体说明植物会按照环境改变形态。
第7段の役割 ― 植物の生き方の要約
用一个判断句把前文两项概念并列,明确它们共同构成植物的生存方式。
第8段の役割 ― 人間社会への転換
从植物转向人类。虽然人类作为动物可以移动,但现代社会中的人同样不能像野生动物那样自由选择环境,这就建立了向植物学习的可比性。
第9段の役割 ― 結論・人間への示唆
最后重新概括植物不逃避环境、而是接受环境并改变自身的做法,谨慎地提出这种活法也许值得现代人参考。
动与不动的对照具体化“固着”
第3段不是单纯介绍动植物差异,而是用“敌害出现”和“居住不适”两个场景反复对照。动物可以改变所在地,植物却不能,由此为第4段的「そこで生きるしかない」提供依据。
「変えられないものを変える」的解法
这句话表面矛盾,随后通过问答被拆开:植物不能改变外部环境,因此所谓“改变不能改变的东西”,实际是面对不能改变的处境时改变植物自身。这是文章的概念转轴。
固着性不是完全被动
可塑性使植物能够改变形态与大小来适应环境。文章由此把植物的“不移动”从消极弱点改写成另一种主动适应方式。第1问问植物会不会受环境影响,判断依据就在这里。
「しかし、どうだろう」把话题转向人类
作者先承认人类能移动,再用短促的反问限制这个事实:现代社会中的环境并不能任意选择。只有把这层共同处境读出来,才明白结尾为何能从植物推到人类。
结论的语气与范围
作者没有要求人无条件忍受一切,也没有说照搬植物。末句用「参考にすべきところもあるのかも知れない」保持谨慎,主张仅是植物接受环境并调整自身的方式“有可借鉴之处”。
重点词汇表
| 単語 | 品詞 | 意味(中文) |
|---|---|---|
| 固着性 | 名 | 固着性;固定在一处而不移动的性质 植物の固着性について説明する。说明植物的固着性。 |
| 害虫 | 名 | 害虫 作物を害虫から守る。保护作物免受害虫侵害。 |
| 居心地 | 名 | 待着时的感觉;舒适度 この部屋は居心地がいい。这个房间待着很舒服。 |
| 生息場所 | 名 | 栖息地 動物が生息場所を求めて移動する。动物寻找栖息地并迁移。 |
| 根を下ろす | 动Ⅰ | 扎根;在某地安定下来 植物は土に根を下ろす。植物在土中扎根。 |
| 可塑性 | 名 | 可塑性;可随条件改变的性质 植物には高い可塑性がある。植物具有很强的可塑性。 |
| 自在 | 形动 | 自在;随心所欲 形を自在に変える。自如地改变形状。 |
| 多少 | 副・名 | 多少;稍微 多少の違いは問題ではない。些许差异不成问题。 |
| 枝 | 名 | 树枝;枝条 木が横に枝を伸ばす。树木向横向伸展枝条。 |
| 野生動物 | 名 | 野生动物 野生動物の生息地を守る。保护野生动物的栖息地。 |
| 受け入れる | 动Ⅱ | 接受;接纳 変えられない状況を受け入れる。接受无法改变的状况。 |
| 参考にする | 动Ⅲ | 作为参考;借鉴 植物の生き方を参考にする。借鉴植物的生存方式。 |
语法点精讲
意味:只能……;除……之外没有别的办法 接续:动词辞书形+しかない
- 原文その場所で生きるしかないのだ。只能在那个地方生存。
- 今はできることを続けるしかない。现在只能继续做力所能及的事。
意味:没有足以……的力量或能力 接续:动词辞书形+ような+名词+はない
- 原文植物に環境を変えるような力はない。植物没有改变环境的力量。
- 一人で社会を変えるような力はない。没有凭一己之力改变社会的力量。
意味:如果是那样;据此推断 接续:普通形+とすると
- 原文そうだとすると変えられるものは植物自身である。如果是这样,能改变的就是植物自身。
- 移動できないとすると、別の方法を考える必要がある。如果不能移动,就需要考虑其他办法。
意味:与……相对;针对…… 接续:名词+に対して
- 原文これに対して、植物は形も大きさも自由自在である。与此相对,植物的形状和大小都自由多变。
- 兄が慎重なのに対して、弟は行動が速い。哥哥谨慎,相比之下弟弟行动很快。
意味:即使……也……;无论……也…… 接续:动词て形+も/名词+であっても
- 原文植物はそこがどんな場所であっても、移動することはできない。植物无论那里是什么样的地方,都不能移动。
- 困難な状況であっても、方法は探せる。即使处境困难,也能寻找办法。
意味:配合……;根据……进行调整 接续:名词+に合わせて
- 原文環境に合わせて自分を変化させるのである。植物会使自己发生变化来适应环境。
- 相手に合わせて説明の仕方を変える。根据对方调整说明方式。
意味:不……而……;没有……就…… 接续:动词辞书形+ことなく
- 原文逃げることなく環境を受け入れて、自分自身を変えている。不逃离环境,而是接受环境并改变自己。
- あきらめることなく工夫を続けた。没有放弃,持续想办法。
意味:有值得……的地方 接续:动词辞书形+べき+ところがある
- 原文私たちには、参考にすべきところもあるのかも知れない。对我们来说,或许也有值得参考之处。
- この方法には見直すべきところがある。这个方法有需要重新审视之处。
解答与解析
問1内容理解筆者によると、植物とはどんな生き物か。
環境からの影響を受ける生き物
植物会根据环境改变自己的形态,说明它受到环境影响。
- ✗选项1反向 環境に影響を与える生き物
原文说植物没有改变环境的力量,因此不是主动影响环境的一方。
- ✗选项2无中生有 環境にいい影響を与えない生き物
文章没有讨论植物给环境带来的影响是好是坏。
- ✓选项3正解 環境からの影響を受ける生き物
植物会根据环境改变自己的形态,说明它受到环境影响。
- ✗选项4夸大 環境からの影響を一切受けない生き物
植物会为适应环境而变化,“一切不受影响”与原文相反。
先区分“影响环境”和“受环境影响”。抓住植物无法改变环境、却会根据环境改变自身这一方向关系,就能排除1、2、4。
依据段落:p5、p6
問2下線部傍線部①この文章で言う「固着性」と「可塑性」の説明として正しいものはどれか。
固着性とは自分の居場所を変えないことを言い、可塑性とは自分の形を変えることを言う。
前者对应扎根后不能移动,后者对应为适应环境改变自身形态。
- ✗选项1反向 固着性とは自分の形を変えないことを言い、可塑性とは自分の居場所を転々とすることを言う。
两处都颠倒了:固着性关乎不能移动,可塑性关乎改变自身形态。
- ✗选项2局部细节 固着性とは自分の形を変えないことを言い、可塑性とは自分の形を変えることを言う。
后半正确,但固着性指不改变所在地,不是指形态不变。
- ✗选项3无中生有 固着性とは自分の居場所を変えないことを言い、可塑性とは自分の居場所を転々とすることを言う。
前半正确,但可塑性是改变自身,不是在不同地点间迁移。
- ✓选项4正解 固着性とは自分の居場所を変えないことを言い、可塑性とは自分の形を変えることを言う。
前者对应扎根后不能移动,后者对应为适应环境改变自身形态。
双概念题要把每个概念分别核对,不可只看一句的一半。固着性对应“地点不变”,可塑性对应“自身形态改变”。
依据段落:p4、p7
問3主旨この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
完全には自由に動けない人間にとって、植物の生き方には見習うべきところがある。
结尾明确指出现代人也常无法自由行动,植物适应环境的方式有可参考之处。
- ✓选项1正解 完全には自由に動けない人間にとって、植物の生き方には見習うべきところがある。
结尾明确指出现代人也常无法自由行动,植物适应环境的方式有可参考之处。
- ✗选项2反向 植物と違って動ける人間は、自分に合う環境を求めて常に移動すべきである。
作者没有主张人应不断移动,反而提出参考植物适应环境的方式。
- ✗选项3无中生有 植物が自分の形を自由に変えるように、人間も自由に自分を表現すべきだ。
文章谈的是适应无法自由选择的环境,并非自由表达自我。
- ✗选项4局部细节 植物に様々な形があるように、人間も一人一人が違うことを認めるのが大切だ。
植物形态多样只是可塑性的例子,全文主旨并非承认人的个体差异。
主旨题看最后两段如何把知识说明转成对人的启示。正解必须同时包含“现代人不能完全自由选择环境”和“植物的活法值得参考”。
依据段落:p8、p9
衍生练习
次の語と意味を正しく組み合わせなさい。
将词语与正确释义配对。
植物は環境に合わせて自分を( )させる。
「居心地が悪い」と意味が最も近いものはどれか。
今の場所を離れられない以上、ここで工夫する( )。
状況( )、説明の方法を変える必要がある。
次の語句を正しい順に並べ替えなさい。
本文では、固着性と可塑性は互いに矛盾する性質だと説明している。
筆者が植物と人間を結び付けられると考えた理由は何か。
筆者は、人間も植物と同じように環境から決して逃げてはいけないと主張している。
植物は動けない環境にどのように適応しているか。三十字程度で答えなさい。
植物如何适应无法移动的处境?请用约30个日文字符作答。